世界で最も影響力のあるファッションタイトル『VOGUE』の日本版『VOGUE JAPAN』や、『VOGUE Girl』『GQ JAPAN』『WIRED JAPAN』を日本で展開するプレミアム デジタル パブリッシャー、合同会社コンデナスト・ジャパン(東京都渋谷区、社長兼職務執行者 北田淳)は、セクシャルハラスメントの問題に取り組むために、コンデナスト・インターナショナルが策定した行動規範を、今日から実施することを発表いたしました。行動規範は、ベンダーやパートナーとのガイドラインを提示し、安全で敬意を払う環境を作り出すための規範を概説します。コンデナスト・ジャパンが主体となって行われる全ての撮影は、次のガイドラインに従って実施いたします。
• 全てのモデルは18歳以上である必要があります。被写体となる人物本人が人物紹介やニュース報道の一環として登場する場合は、例外が認められます。撮影に被写体モデルが18歳未満であることが要求される場合、被写体を抱える代理店及び事務所は付添人を提供する必要があり、代理店や事務所側は適用される児童労働法を含むあらゆる労働法の遵守を確保する必要があります。
• 写真、動画撮影中に遂行される仕事は全て、労働法、賃金・労働時間法、移民法などを含む適用法令を遵守している必要があります。
• 写真、動画撮影に参加する人はアルコールや違法薬物(認可されていない処方薬を含む)の影響を受けた状態にあってはならず、撮影が行われる敷地内でのアルコールや違法薬物の摂取(処方薬の乱用を含む)を固く禁じます。
• 撮影にヌード、体が透けて見えるような衣類、ランジェリー、水着、動物、薬物やアルコール摂取の演技、性的に挑発的なポーズなどがある場合、その撮影に関する説明を全ての関係者に伝え、写真の被写体となるモデルから、事前の同意を得る必要があります。また、撮影に参加する全員が、計画されているヌード撮影について通知を受ける必要があります。
• 着替え用のプライベートな空間は、撮影に参加する全てのモデルに用意される必要があります。
• 体が透けて見えるような衣類が使用される場合、写真の被写体となるモデルと事前の合意がない限り、適切な下着を提供する必要があります。
• 撮影もしくは撮影現場での肌の露出度に関し、被写体モデルが抵抗を感じる場合、撮影側は被写体が感じることを尊重する必要があります。本人が抵抗を感じるほど肌を露出するよう求めるプレッシャーを被写体に与えてはなりません。
• コンデナストは一貫して、作品の創造的及び美的決定権を所有する地位にあるものの、被写体モデル、またはその代理人及び事務所、その他の担当者が抱く懸念に対して、敬意を持って考慮する必要があります。
• コンデナストの撮影に参加する写真家、メイクアップアーティスト、あるいはその他のコントリビューターとモデルが二人きりにならないことを推奨します。
• 撮影が行われている間(移動中や撮影の為に用意されたホテルなどの滞在場所も含む)、コンデナストから要求された場合を除き、写真家及び映像撮影者は、コンデナストの要請を受けて、またはコンデナストを通じて撮影に参加しているいかなる人も撮影してはなりません。
「コンデナストは、私たちの業界でセクシャルハラスメントを防ぐためにできる全てのことをしたいと思っています。これらの勧告を公にすることで、クリエイティブな業界に携わっている全ての人が、安全な職場環境の創造に貢献するよう努めるだろう」とコンデナスト・インターナショナル会長兼CEOのジョナサン・ニューハウスはコメントしています。
コンデナスト・インターナショナルとコンデナストUSは、2017年10月からセクシャルハラスメントに対する対策を検討していると発表しました。以来、自社の編集者を含め、出版社や広報担当者、写真家、モデル、スタイリストやそれらの事務所など、クリエイティブプロセスのあらゆる段階に関わる代表者と150以上の会話を行いました。そういった十分な調査を行ったことにより、この行動規範に自信を持って市場に提示することができたといえます。コンデナストの社員は当然のことながら、コンデナスト・インターナショナルとコンデナストUSに関わる団体及び個人には、本行動規範が適応され、本内容が通達されます。また、行動規範の原則は、今月初めにニューヨーク・タイムズのニュース記事で発表しました。
コンデナストでは、行動規範の原則に沿って全ての撮影が確実に実施されるよう、各国で指名された行動規範の代表者が監督するプロセスが実施されています。誰かが行動規範のどれかに違反していると感じた場合は、その違反内容を報告することが出来る体制があります。上級管理職からなるコンデナスト・インターナショナル行動規範委員会は、各拠点に報告された違反内容を審査し、違反を犯したと思われる団体及び個人には、違反したとする内容に対して弁護する機会を与えます。その結果、委員会によりハラスメント事実が確認されたと判断した場合には、必要な措置が講じられ、コンデナストはその団体及び個人との仕事を直ちに終了します。
行動規範の実施は即座に始まります。今後コンデナストが主体となる撮影は、これらのガイドラインに従わなければなりません。
今日発表された行動規範に加えて、コンデナストの倫理規定も更新され、従業員と共有されています。コンデナストの倫理規定は、性的虐待やその他の虐待の種類を問わず、一切のいじめやハラスメントを許さないなど、プロフェッショナルとしての責任に関わる分野を網羅しています。
A Condé Nast International Code of Conduct is implemented from today across all its markets and brands in order to help address the problem of sexual harassment. This requires all who Condé Nast Japan work with to be respectful, displaying integrity and a responsibility to others working with them.
The Code of Conduct presents guidelines for vendors and partners, outlining protocols to create a safe and respectful environment. Every shoot performed for Condé Nast Japan must adhere to the following guidelines;
• All models must be at least 18 years old. Exceptions will be made for subjects appearing as themselves as part of a profile or news report. In the event a shoot calls for subjects younger than 18, a chaperone must be provided by the agency, and the agency must ensure compliance with any applicable labor laws, including child labor laws. All work performed during a photo or video shoot must be in compliance with applicable laws and regulations, including but not limited to labour, wage and hour, and immigration laws.
• Photo shoot participants may not be under the influence of alcohol or illegal drugs (including unauthorized prescription drugs), and the consumption or use of alcohol and illegal drugs (including the misuse of prescription drugs) on the premises of a shoot is strictly prohibited.
• A brief describing any nudity, sheer clothing, lingerie, swimwear, animals, simulated drug or alcohol use or sexually suggestive poses planned to be incorporated in a shoot will be distributed to all concerned parties and must be agreed to in advance by the subject of the images. All attendees at the shoot will be notified of any planned nudity.
• A private dressing space must be available to everyone appearing in a shoot.
• If sheer clothing is to be included, appropriate undergarments must be provided unless otherwise agreed to in advance by the subject of the images.
• Any concerns a subject has regarding the amount of skin exposure of wardrobe must be considered, and no subject should be pressured to expose themselves more than they feel comfortable.
• While Condé Nast maintains control over creative and aesthetic decisions, any concerns of a subject’s agent or other representative should be given respectful consideration.
• We recommend that a model should not be alone with a photographer, makeup artist or other contributor participating in a Condé Nast shoot.
• Throughout the shoot, including any related travel, photographers and videographers may not shoot anyone engaged by or through Condé Nast other than as requested by Condé Nast.
“We at Condé Nast want to do all we can to stop sexual harassment in our industry. By adopting these recommendations, everyone involved in the creative process will be helping to create a safe and respectful work environment,” commented Jonathan Newhouse, Chairman and Chief Executive of Condé Nast International.
Condé Nast US and Condé Nast International announced work was underway regarding this initiative in October 2017.
Since then over 150 conversations have taken place with representatives from every point of the publishing process including bookers and publicists, agents for photographers, models and stylists, in addition to our own Editors. This has allowed the Code of Conduct to be brought to market with confidence, and it is being communicated to all third party vendors as well as internally. The principles of the Code of Conduct were announced earlier this month by Conde Nast in a news item in the New York Times.
Processes are in place to ensure all shoots are carried out within the Code of Conduct guidelines, with a nominated Code of Conduct representative in each country overseeing its implementation. If anyone believes that any element of the Code of Conduct has been violated, a confidential procedure is in place. A Condé Nast International committee will be sitting across the business to review complaints brought, to include a right of reply. Comprised of senior Condé Nast executives, if the Committee finds a case where harassment is identified, the necessary steps would be taken, and Condé Nast would cease to work with that individual with immediate effect.
The implementation of the Code of Conduct begins with immediate effect. Any Condé Nast shoots carried out from this date onwards will adhere to these guidelines.
In addition to the Code of Conduct announced today, the Condé Nast Code of Ethical Responsibility has also been updated and recently shared with all employees. The Code of Ethical Responsibility covers all areas of professional responsibility, including no tolerance for bullying and harassment, whether sexual or any other types of abuse.
PDF File
CNJPR_2018001 ハラスメント問題に取り組むための行動規範策定について.pdf
CNJPR_2018001 CONDÉ NAST JAPAN IMPLEMENTS CODE OF CONDUCT TO HELP ADDRES THE PROBLEM OF HARRASSMENT.pdf
• 全てのモデルは18歳以上である必要があります。被写体となる人物本人が人物紹介やニュース報道の一環として登場する場合は、例外が認められます。撮影に被写体モデルが18歳未満であることが要求される場合、被写体を抱える代理店及び事務所は付添人を提供する必要があり、代理店や事務所側は適用される児童労働法を含むあらゆる労働法の遵守を確保する必要があります。
• 写真、動画撮影中に遂行される仕事は全て、労働法、賃金・労働時間法、移民法などを含む適用法令を遵守している必要があります。
• 写真、動画撮影に参加する人はアルコールや違法薬物(認可されていない処方薬を含む)の影響を受けた状態にあってはならず、撮影が行われる敷地内でのアルコールや違法薬物の摂取(処方薬の乱用を含む)を固く禁じます。
• 撮影にヌード、体が透けて見えるような衣類、ランジェリー、水着、動物、薬物やアルコール摂取の演技、性的に挑発的なポーズなどがある場合、その撮影に関する説明を全ての関係者に伝え、写真の被写体となるモデルから、事前の同意を得る必要があります。また、撮影に参加する全員が、計画されているヌード撮影について通知を受ける必要があります。
• 着替え用のプライベートな空間は、撮影に参加する全てのモデルに用意される必要があります。
• 体が透けて見えるような衣類が使用される場合、写真の被写体となるモデルと事前の合意がない限り、適切な下着を提供する必要があります。
• 撮影もしくは撮影現場での肌の露出度に関し、被写体モデルが抵抗を感じる場合、撮影側は被写体が感じることを尊重する必要があります。本人が抵抗を感じるほど肌を露出するよう求めるプレッシャーを被写体に与えてはなりません。
• コンデナストは一貫して、作品の創造的及び美的決定権を所有する地位にあるものの、被写体モデル、またはその代理人及び事務所、その他の担当者が抱く懸念に対して、敬意を持って考慮する必要があります。
• コンデナストの撮影に参加する写真家、メイクアップアーティスト、あるいはその他のコントリビューターとモデルが二人きりにならないことを推奨します。
• 撮影が行われている間(移動中や撮影の為に用意されたホテルなどの滞在場所も含む)、コンデナストから要求された場合を除き、写真家及び映像撮影者は、コンデナストの要請を受けて、またはコンデナストを通じて撮影に参加しているいかなる人も撮影してはなりません。
「コンデナストは、私たちの業界でセクシャルハラスメントを防ぐためにできる全てのことをしたいと思っています。これらの勧告を公にすることで、クリエイティブな業界に携わっている全ての人が、安全な職場環境の創造に貢献するよう努めるだろう」とコンデナスト・インターナショナル会長兼CEOのジョナサン・ニューハウスはコメントしています。
コンデナスト・インターナショナルとコンデナストUSは、2017年10月からセクシャルハラスメントに対する対策を検討していると発表しました。以来、自社の編集者を含め、出版社や広報担当者、写真家、モデル、スタイリストやそれらの事務所など、クリエイティブプロセスのあらゆる段階に関わる代表者と150以上の会話を行いました。そういった十分な調査を行ったことにより、この行動規範に自信を持って市場に提示することができたといえます。コンデナストの社員は当然のことながら、コンデナスト・インターナショナルとコンデナストUSに関わる団体及び個人には、本行動規範が適応され、本内容が通達されます。また、行動規範の原則は、今月初めにニューヨーク・タイムズのニュース記事で発表しました。
コンデナストでは、行動規範の原則に沿って全ての撮影が確実に実施されるよう、各国で指名された行動規範の代表者が監督するプロセスが実施されています。誰かが行動規範のどれかに違反していると感じた場合は、その違反内容を報告することが出来る体制があります。上級管理職からなるコンデナスト・インターナショナル行動規範委員会は、各拠点に報告された違反内容を審査し、違反を犯したと思われる団体及び個人には、違反したとする内容に対して弁護する機会を与えます。その結果、委員会によりハラスメント事実が確認されたと判断した場合には、必要な措置が講じられ、コンデナストはその団体及び個人との仕事を直ちに終了します。
行動規範の実施は即座に始まります。今後コンデナストが主体となる撮影は、これらのガイドラインに従わなければなりません。
今日発表された行動規範に加えて、コンデナストの倫理規定も更新され、従業員と共有されています。コンデナストの倫理規定は、性的虐待やその他の虐待の種類を問わず、一切のいじめやハラスメントを許さないなど、プロフェッショナルとしての責任に関わる分野を網羅しています。
A Condé Nast International Code of Conduct is implemented from today across all its markets and brands in order to help address the problem of sexual harassment. This requires all who Condé Nast Japan work with to be respectful, displaying integrity and a responsibility to others working with them.
The Code of Conduct presents guidelines for vendors and partners, outlining protocols to create a safe and respectful environment. Every shoot performed for Condé Nast Japan must adhere to the following guidelines;
• All models must be at least 18 years old. Exceptions will be made for subjects appearing as themselves as part of a profile or news report. In the event a shoot calls for subjects younger than 18, a chaperone must be provided by the agency, and the agency must ensure compliance with any applicable labor laws, including child labor laws. All work performed during a photo or video shoot must be in compliance with applicable laws and regulations, including but not limited to labour, wage and hour, and immigration laws.
• Photo shoot participants may not be under the influence of alcohol or illegal drugs (including unauthorized prescription drugs), and the consumption or use of alcohol and illegal drugs (including the misuse of prescription drugs) on the premises of a shoot is strictly prohibited.
• A brief describing any nudity, sheer clothing, lingerie, swimwear, animals, simulated drug or alcohol use or sexually suggestive poses planned to be incorporated in a shoot will be distributed to all concerned parties and must be agreed to in advance by the subject of the images. All attendees at the shoot will be notified of any planned nudity.
• A private dressing space must be available to everyone appearing in a shoot.
• If sheer clothing is to be included, appropriate undergarments must be provided unless otherwise agreed to in advance by the subject of the images.
• Any concerns a subject has regarding the amount of skin exposure of wardrobe must be considered, and no subject should be pressured to expose themselves more than they feel comfortable.
• While Condé Nast maintains control over creative and aesthetic decisions, any concerns of a subject’s agent or other representative should be given respectful consideration.
• We recommend that a model should not be alone with a photographer, makeup artist or other contributor participating in a Condé Nast shoot.
• Throughout the shoot, including any related travel, photographers and videographers may not shoot anyone engaged by or through Condé Nast other than as requested by Condé Nast.
“We at Condé Nast want to do all we can to stop sexual harassment in our industry. By adopting these recommendations, everyone involved in the creative process will be helping to create a safe and respectful work environment,” commented Jonathan Newhouse, Chairman and Chief Executive of Condé Nast International.
Condé Nast US and Condé Nast International announced work was underway regarding this initiative in October 2017.
Since then over 150 conversations have taken place with representatives from every point of the publishing process including bookers and publicists, agents for photographers, models and stylists, in addition to our own Editors. This has allowed the Code of Conduct to be brought to market with confidence, and it is being communicated to all third party vendors as well as internally. The principles of the Code of Conduct were announced earlier this month by Conde Nast in a news item in the New York Times.
Processes are in place to ensure all shoots are carried out within the Code of Conduct guidelines, with a nominated Code of Conduct representative in each country overseeing its implementation. If anyone believes that any element of the Code of Conduct has been violated, a confidential procedure is in place. A Condé Nast International committee will be sitting across the business to review complaints brought, to include a right of reply. Comprised of senior Condé Nast executives, if the Committee finds a case where harassment is identified, the necessary steps would be taken, and Condé Nast would cease to work with that individual with immediate effect.
The implementation of the Code of Conduct begins with immediate effect. Any Condé Nast shoots carried out from this date onwards will adhere to these guidelines.
In addition to the Code of Conduct announced today, the Condé Nast Code of Ethical Responsibility has also been updated and recently shared with all employees. The Code of Ethical Responsibility covers all areas of professional responsibility, including no tolerance for bullying and harassment, whether sexual or any other types of abuse.
PDF File
CNJPR_2018001 ハラスメント問題に取り組むための行動規範策定について.pdf
CNJPR_2018001 CONDÉ NAST JAPAN IMPLEMENTS CODE OF CONDUCT TO HELP ADDRES THE PROBLEM OF HARRASSMENT.pdf