「TRADITION AND PROGRESS」伝統は可能性の宝箱。バレンシアガのクチュール復活、デムナ・ヴァザリアの特別インタビュー、 進化する京都&器、新ドレスアップ術、 東京/NY/ロンドン/ミラノコレクション速報も。

2021.10.25 - VOGUE

『VOGUE JAPAN』2021年12月号 Cover:Juergen Teller © 2021 Condé Nast Japan. All rights reserved.

世界で最も影響力のあるファッション誌『VOGUE』の日本版『VOGUE JAPAN』2021年12月号が、10月28日に発売されます。「TRADITION AND PROGRESS」をテーマに掲げた今号では、「伝統は可能性の宝箱」というメッセージとともに、新しく進化し続ける“ネオ・トラディション”なファッションとカルチャーを大特集。ウィズコロナ時代の今、クリエイターやデザイナーたちは自身のルーツを振り返り、新しい道を開拓してドレスアップスタイルをアップデートしています。伝統があるからこそ進歩もある、この流れは、「人」によって紡がれてきました。そんな伝統と革新のファッションを、50年以上の時を経て復活したバレンシアガのオートクチュールドレスや、趣のある古都京都とのコントラストを描く華麗なコレクションとともに特集。カルチャーでは、日本が世界に誇るクラフツマンシップに新しい未来を開拓する企業や、深く親しまれてきた茶の新しい世界などを紹介します。ヘリテージを継承しつつ、前進し続ける“わくわくする”ポジティブなパワーをお楽しみください。

旬なディテールでさりげなくエッジを効かせ、スタイリッシュにファッションを楽しんで。
コロナ禍を経てシンプルなスタイルが主流になった中、今年の秋冬はランウェイにグラマラスなスタイルがカムバック。特別な時を約束してくれる極上のドレスアップを紹介します。淡いパステルカラーに、アフターワークも楽しめるカラースーツ、シックなブラックに華やかなメタリック装飾のスタイル、モダンに昇華したブランドのアイコンまで、進化を続ける“ネオ・トラディション”をお届け。さらに、東京、NY、ロンドン、ミラノ4都市のコレクション最前線を紹介。久々にフィジカルなショーを復活させたブランドや、革新的なデジタル配信、演出や来場セレブなど、注目トピックスをトレンドとともに紹介します。ファッションストーリーでは、華やかな伝統芸能が息づく京都を舞台に、8人のモデルが今季のカラフルで繊細なクチュール風ルックで、ニューモダニズムストーリーを描きます。『VOGUE JAPAN』公式サイト(www.vogue.co.jp)ではメイキングムービーも公開中。また、パンデミック後の世界を見据えた新たなドレスアップのテーマを、多様な国籍のトップモデルたちがシックでエレガントに魅せます。

表紙を飾るのは、モデル KAYAKO。バレンシアガのオートクチュールをアーティスティックに表現。
モデル KAYAKOが纏うのは、1967年以来となるオートクチュールコレクションを発表した、バレンシアガのオートクチュール。アーティスティック・ディレクターのデムナ・ヴァザリアの研ぎ澄まされた感覚と精緻な手仕事が奏でる至高の世界を、写真家ユルゲン・テラーが独自の視点で撮り下ろします。

京都、お茶、器。進化し続ける伝統の、自由で無限な可能性を再発見。
いくつもの時代を経て今もなお継承されている日本の伝統には、生き残りの知恵が詰まっています。伝統の原点とも言える京都から世界に目を向けつつ、新しい未来を開拓した老舗3社や、サステナブルな取り組みや驚きの新技術などを取り入れた、温故知新な伝統革新テーブルウェアを紹介。さらに、自由に革新的に、もっとお茶に親しむためのお茶特集にも注目です。

デムナ・ヴァザリアの新たなるクチュール戦略。ロードとノーマニ、復活までの快進撃。
今号のインタビューでは、バレンシアガのアーティスティック・ディレクターであるデムナ・ヴァザリアが登場。クリストバル・バレンシアガが1968年にクチュールメゾンを閉じて以来となるオートクチュールが再開し、7月にそのコレクションを発表した彼に、なぜこのタイミングだったのか、その理由や経緯を『VOGUE』のヘイミッシュ・ボウルズが迫ります。また、16歳の若さでスターの地位を手に入れたシンガーソングライターのロードに、8ページにわたるインタビューを実施。最新作『ソーラー・パワー』でたどり着いた新境地やこれまでの活動、ファンとの関係性など、ポップ界のアウトサイダーの素顔を探ります。さらに、人種差別やグループの活動休止など、さまざまな混乱を乗り越え、ミュージックシーンに衝撃の復帰を果たした歌手のノーマニが、いかにして過去の自分を脱したのか、その大胆不敵なマインドを語ります。

赤と黒、そのオーセンティックで力強い王道タッグの魔力を、モダンかつ妖艶に取り入れる。
 ビューティーでは、強烈な視覚効果を生む赤と黒のコンビネーションを、フレッシュに今っぽく装うための鉄則を紹介。各時代のミューズたちに多大なインスピレーションを与えてきた魅惑の2色をマスターするバランス感を、メイクアップ・アーティストが解説します。

最新号の情報についてはこちら。
https://www.vogue.co.jp/magazine/2021-12