「WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所」初の書籍が発売。書籍『未来の「奇縁」はヴァースを超えて──「出会い」と「コラボレーション」の未来をSFプロトタイピング』出版。

2023.07.28 - WIRED

SFをビジネスに活かすヒントに満ちた一冊



コンデナスト・ジャパンは、7月28日(金)に書籍『未来の「奇縁」はヴァースを超えて──「出会い」と「コラボレーション」の未来をSFプロトタイピング』を発売いたします。
 SFプロトタイピングとは、SF(=サイエンス・フィクション/スペキュラティブ・フィクション)作家のもつ大胆かつ精緻な想像力を用いて、産業や企業の未来を想像し、そこからバックキャストで現在に接続するアプローチです。この領域のトレンドを牽引するのが『WIRED(ワイアード)』日本版とクリエイティブ集団「PARTY」による協働プロジェクト「WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所」です。
 本書は、同研究所による初の著書であり、プロジェクトをともに行なったSansan株式会社と3名のSF作家・藤井太洋、高山羽根子、倉田タカシとの共著となります。1年に及ぶワークショップから生まれたSF作家による短編小説から、インタビュー、コミック、SF作品ガイド、さらにアイデアの強制発想を体験できる特別付録の「世界観拡張カード」セットなど、SFをビジネスに活かすヒントをお届けします。

【本書より】
アヴァター、偽名、DAO……。メタヴァースやミラーワールドが実装された未来、人々はいかなる出会い方、働き方をしているのだろうか? 【3人のSF作家】×【Sansan】×【WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所】が1年間にわたって行なった、コラボレーションの未来とセレンディピティのシフトチェンジをめぐる「SFプロトタイピング」の記録!

【特別収録】
SFプロトタイピング実践ツール
・Sansanメンバーと行なったワークショップを一部追体験できる、【実践編】ワークショップ解説
・アイデアの“強制発想”を体験できる「世界観拡張カード」セット
・研究所オリジナルワークシート(ダウンロード可)

CONTENTS
1年に及ぶワークショップから生まれたSF作家による短編小説から、インタビュー、コミック、SF作品ガイドまで

PROLOGUE
「WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所」所長・小谷知也による【ステートメント】



COMIC
マンガ家・イラストレーター北村みなみによる、出会いとコラボレーションの未来をモチーフにした【描き下ろしマンガ】



INTRODUCTION
「WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所」が考える【SFプロトタイピングの解釈】



SF PROTOTYPING STORY
ワークショップから生まれた【SF短編小説】を3本収録。番外編として、Sansanメンバーの執筆したストーリーも掲載



WORKSHOP
Sansanメンバーと行なったワークショップを一部追体験できる【実践編】



APPENDIX
特別付録の「世界観拡張カード」セットでアイデアの【強制発想】を体験してみよう



BOOK / MOVIE / COMIC / ART
3人のSF作家──藤井太洋、高山羽根子、倉田タカシ──とWIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所が【出会いのSF】を40作品ピックアップ!



■Sansan株式会社
「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、働き方を変えるDXサービスを提供しています。主なサービスとして、営業DXサービス「Sansan」やキャリアプロフィール「Eight」、インボイス管理サービス「Bill One」、契約DXサービス「Contract One」を国内外で提供しています。

設立:2007年6月11日
URL:https://jp.corp-sansan.com
所在地:150-0001 東京都渋谷区神宮前5-52-2 青山オーバルビル13F
資本金:65億82百万円(2023年5月31日時点)
事業内容:働き方を変えるDXサービスの企画・開発・販売
Sansan https://jp.sansan.com
Eight https://8card.net
Bill One https://bill-one.com
Contract One https://contract-one.com

■SF作家について
藤井太洋
ふじい たいよう/1971年鹿児島県奄美大島生まれ。ソフトウェア会社に勤務時代に執筆した『Gene Mapper』を電子書籍として販売。主な著作に『オービタル・クラウド』(日本SF大賞と星雲賞日本長編部門を受賞)、『ハロー・ワールド』(吉川英治文学新人賞受賞)等。

高山羽根子
たかやま はねこ/1975(昭和50)年、富山県生まれ。2010(平成22)年、「うどん キツネつきの」で創元SF短編賞佳作、2016(平成28)年、「太陽の側の島」で林芙美子文学賞を受賞。2020(令和2)年、「首里の馬」で芥川龍之介賞を受賞。著書に『オブジェクタム』『居た場所』『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』『如何様』『暗闇にレンズ』などがある。

倉田タカシ
くらた たかし/1971年生まれ。SFと言葉遊びを愛好する文筆家・漫画家・イラストレーター。2015年、第2回ハヤカワSFコンテスト最終候補作のポストヒューマンSF『母になる、石の礫で』で長篇デビュー。ほかに、大森望編《NOVA》シリーズや、SFマガジンなどで短篇を数多く発表している。主な著作に短編集『あなたは月面に倒れている』〈東京創元社〉ほか。

■WIRED Sci-Fiプロトタイピング研究所
(ワイアード サイファイプロトタイピングけんきゅうじょ)



SF作家とともに未来を構想するプログラムを提供する研究機関。世界で最も影響力のあるテクノロジーメディア『WIRED』の日本版と、クリエイティブ集団「PARTY」が協働し、2020年6月に設立。プログラムの基盤となるワークショップやメソッドの開発のほか、ウェブサイト「WIRED.jp」などを通じた「SFプロトタイピング」に関する情報発信を行なっています。https://wired.jp/sci-fi-prototyping-lab/